その他 体の事
「骨折」の続き
| 2010年10月9日 | その他 体の事 No Comment |
(続きです。。)
やがて救急車がやってきた。
「乗れますか?」
とタンカまで移動できるかどうか聞かれたけれど、
それどころではない。
体の向きを変える事さえできないのだ。
痛くてできない、というのではなくて、
体をどうやって動かすのか全く分からない、
という感じだった。
普通に考えたら、折れたのは腕だけだし、
もう一本の腕もあるし、
他の部分には全くけががないのだから、
起き上がれないはずがない。
人の体というのは、
いろいろなところがうまくバランスをとって
動いているのだろう、と思う。
そのときはそんな事考えてる余裕はなかったけどね。
救急車に乗り移るのは、本当に激痛だった。
少しでも動くと痛みが増す。
病院で
病院について、レントゲンをとらなくてはいけなかったのだが、
それもどうにもならなくて、洋服と下着を切ってもらった。。
レントゲンを見ると、右上腕部分が見事に骨折していた。
本当にぼっきり。
楽器を演奏する、という職業柄、手は本当に大事にしてた。
けがしないように。。
それが、ぼっきりを折ってしまったのだ。
一人だったら、絶対に手は出さなかっただろう。
でも、子どもたちを見たら、
無理だと思っても、本能的に手が出てしまった。
親ってそんな物かもしれない。
骨折の治療方針
整形外科の主治医は、骨折の状況を聞いたあと、
私の職業も聞いてくれた。
「なるべく早くから、腕を使えるようにした方がいいですね」
骨折の治療は、ギブスで固めて自然に直るの待つ方法の他に、
手術をして、中に金属を入れて支える方法があるのだと、説明してくれた。
そして、手術をすれば、すぐにリハビリを始められるけれど、
ギブスだと、そうはいかないので、骨がある程度くっついてからの
リハビリになるという事も説明してくれた。
そして、早い復帰を目指す手術を進めてくれた。
そして、普通より、早いリハビリをしましょうと。。
これは、本当にうれしかった。
「整形の一番早い手術日は明日なんですれど、いっぱいなんです。
次の手術日になるかもしれません」
そうして、そのまま入院となった。
子供たちも、一緒に救急車で来ていて、
頭の方も検査してもらい、異常がないという事で、
本当にほっとしたのだった。
痛みの方は痛み止めを注射してもらい、だいぶ楽になっていた。