その他 体の事

腕ってどうやって動かすの?

| 2010年10月13日 | その他 体の事 No Comment |

手術後にも神経の麻痺なども出ず、経過は順調。
骨折のリハビリが始まりました。
(過去の話 骨折の続きです)

腕はずっと下におろして全く動かしていなかったので、固まってしまっています。
まず、筋肉をほぐし、感覚を戻すため、軽いマッサージをしてくれました。

それから、ストレッチのように、療法士さんが腕を少しづつ、色々な角度に動かしていきます。

痛い痛い

主治医の先生は
「がんがん動かして」
と言っていたのですが、
普通手術後はかなり少しづつ動かすものらしく、
(中に入っている金属やねじがずれてしまう)
主治医の先生と療法士さんの考えに少しずれがあったようではありました。

とはいえ、腕を動かす事の痛い事痛い事。

とても、万歳のように上に上げる事なんてできません。
もう自分では最大限あがったと思っているのに半分くらいなんです。

それも横になって、すべて療法士さんが動かしてくれて、という状態です。

リハビリメニュー

そして、握力などを取り戻すためにボールを握ったり、という簡単なものから始まりました。

それでもかなり握力は落ちていて、
ボールの後には負荷をかけて握る練習なども始まりましたが、
一番弱い物でもかなり苦戦しました。

握力の練習は病室でもできたので、何となくいつも何かを握ったりしてました。

そのあとにあったのは、おもりを持って腕を振る事。
おもりの重さと慣性で、腕が自然に動くということらしかったです。

そのような感じで、リハビリが進んでいったのですが。。

腕ってどうやって動かすの?

いよいよ少し自分で動かしてみようということになり、

「腕をあげてみましょうか」

「はい。」

と返事はしたものの。。

「あれ????」

分からないんです!

どうやって動かすのか。

痛いとか、動かないとか、
そんな次元じゃないんです。

「分からない。」

今まで、腕を動かす事をどうやるかなんて、
考えた事もなかったし、
それは無意識でやっていた事でした。

「動きますか」

「どうやるんでしたっけ?」

どうしても思い出せない。

腕を上げようとすると、体をひねって、
角度を変えて持ち上げようとしてしまう。

でもそれは体の向きが変わってるだけ。

歩くときだって、腕というのは普通にしていれば
振って歩くものなのだけれど、
そのまったく自然な動きさえ、分からないのだ。

麻痺をしていた訳でもなく、
ただ分からない。

どうやったら思い出せるのか、わたしには全く分かりませんでした。

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