その他の病気
アゴの下のグリグリ〜顎下腺腫瘍(2)
| 2010年10月2日 | その他の病気 No Comment |
アゴの下のグリグリが、
思っていたよりも大変そうな雰囲気で
不安になりながらも、
紹介していただいた病院に行くことにした。
エコーやMRIなどの検査の結果、
「顎下腺腫瘍」である事が告げられた。
「腫瘍」という言葉を聞いただけで、めちゃめちゃ不安だ。
しかも、この腫瘍、手術して腫瘍を取り除き、
検査してみるまで、良性か悪性か、わからないのだという。
針などで一部を取って調べて良性であっても
他の部分が悪性である可能性がある、という話だった。
わからないまま放置する訳にもいかない。
手術から逃げる道なし、という訳だ。
手術へ向かっていろいろな準備が始まった。
待つ気持ち
この手術を待ち、結果を待つときの気持ちというのは
本当に重たいものだ。
毎日毎日、自分ががんなのか、そうではないのか、
考えてしまう。
実際にがんだった、胆管がんの時の方が、
ある意味肝がすわっていたかもしれない。
だって、もう入院しちゃってるし、
鼻から管が出てるし、
肝臓にも管が入っちゃうし、
手術をしなければ
病院から出られない、という感じだったから。
ただ前進するのみだった。
準備をしながら、
不安に思いながら、
家で過ごす。。
悪い事をいっぱい考えた。
手術から逃げてしまう道もある。。
顎下腺腫瘍についてもいっぱい調べた。
ますます心配になった。
顎下腺腫瘍とは
顎下腺腫瘍についてもとても情報が少なかった。
顎下腺というのは唾液腺の一種で、
唾液腺には耳下腺、顎下腺、舌下腺の3種類がある。
読んで字のごとく、唾液を分泌する役目をしている。
いわゆるおたふく風邪なんかで腫れるのが耳下腺で、
顎下腺はこれも文字通りあごの下にある。
しこりや腫れ、が主な症状で、
近くを通っている顔面神経に影響が出ると、
しびれや麻痺が出る事もあるそうだ。
耳下腺がんが顔面神経に影響が出る事が多いらしい。
所々に顎下腺は悪性の頻度が高いようなことも書いてあり、
これも不安の元になった。
CT、MRI、エコーなどの検査である程度、
良性か悪性かの予測がつくこともあり、
また針で組織をとって調べる事でもある程度判断できるが、
基本的に手術をしなければ、
良性、悪性の区別ができない。
良性であっても悪性に変わる事もあり、
また再発する事もあるらしい。
手術までに得た知識はこんな感じだった。
心を決める
手術で危険そうなのは、
顔面神経を傷つけてしまうことがあるかもしれない、
ということだった。
これはやはり気になった。
今の時点では痛みも何もない、ただのぐりぐりである。
確かに演奏の邪魔ではある。
良性のものかもしれない。
まだ、おっぱいを飲んでいるムスコをおいて
入院し、手術を受ける必要があるのか?
今?
楽器を構えるのに絶対に必要な部分に傷を付けて
大丈夫なのか?
弾けなくなってしまう事があるのではないか?
でも、やはり手術を受けない訳にはいかない、
と腹をくくった。