| 2010年9月23日 | 病気(肝門部胆管がん)のこと-最初の入院 No Comment |

「終わりましたよ」

と声をかけられて意識が戻った。

鼻の穴からチューブが出ていた。

それがボトルにつながって胆汁を出しているのだが...

胆汁と一緒に血液が出ていた。
中で出血していたのだ。

宣告

私が意識のない間、
夫は先生に詰め寄っていたらしい。

先生は口を濁しながらも、
「このまま出血が止まらなければ、
あと2週間くらい。。」
と告げたそうだ。

オットはどんな思いでその言葉を聞いたのだろう。

知らされずに。。

病室に戻り、
「閉塞性黄疸」
という病名と、トイレ以外の安静、
絶食を告げられた。

入院中の予定のようなものを書いた紙には
ただ、期限も何も書いてなく、安静ということと、
「急変の可能性あり」
の文字があった。

そしてその説明をする主治医の視線は
私の少し後ろを見つめていた。

この先生と目が合ったのは
本当に最後の方だった。

私は自分のおかれている状況を知らされてはいなかったけれど、
その視線は何となく私を不安にさせた。

それでも
「急変の可能性あり」
という文字を真剣にはとらえていなかった気がする。

ーーーまあ、こういう風に書いておく事もあるよね。

自分の命が。。なんてなかなか考えられないものなのか。
それとも私がお気楽すぎたのか。。。

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