病気(肝門部胆管がん)のこと-最初の入院
入院と宣告(1)
| 2010年9月22日 | 病気(肝門部胆管がん)のこと-最初の入院 No Comment |
だいぶ間があいてしまったけど、次は入院の日の事を書こうと思う。
前回は夜中に病院から帰らせられたところまで書いた。
8時にはまた病院に戻らなければならないので、
緊張したままあまり眠れぬ夜だった。
朝がきて、病院に行かなければならない。
さて、どうやって行くか。
その病院は不便な場所にあって、うちからだと
車で行くか、電車とバスを乗り継いで行くかということになる。
ラッシュの時間の電車とバスは嫌だった。つらすぎる。
かといって車ではどうなのか?
もしかしたら入院じゃないかもしれないし。。
と勝手に考えて、車で行く事に。
痛みは昨日の痛み止めで止まってはいるが、
こわいのでもらった痛み止めを飲み、
効き始めて眠くなる前に車で移動。
今思えば無謀なことだったと思うが、
そのときは必死だった。
そして一番の受付をして、
確か採血をしたような。
あーー
ほんとに覚えていないんだよね。
でもすぐに痛みでつらくなって、
いすに丸まっていたのをなんとなく覚えている。
そして診察。
やっぱりそのままあっけなく入院になった。
こんなに迷う事もなく入院になるのなら、
なぜ帰らせられたのか。
今でも少し疑問が残る。
その時点では、病名もよくわからず、
ひどい黄疸が出ている事だけは確かだった。
入院
入院となった。
消化器内科への入院だった。
午後からENBDというものをやるので
待っていて下さい、と言われる。
ENBDは内視鏡的経鼻胆道ドレナージといい、
内視鏡で胆道までチューブを通し、
それを鼻から出して詰まっているためにたまっている胆汁を出す、
というもの。
私はこれにこのあと2ヶ月近くお世話になるとは、
そのときは思いもしなかった。
「ENBDか。。がんばってね。。」
という看護婦さんの表情に不安がつのる。
ーーーーつらいの??
ーーーーえ?
ーーーーつらいの?
いったいどんな事するのかよくわからないまま、
でも痛くてぼんやりしたまま、そのときを待っていた。
ENBD
ENBDが始まった。
内視鏡を飲むので、
のどに麻酔をする薬を飲み(まずい)、
横になって内視鏡を入れていく。
私の主治医になった女医さんと、
もう一人の先生の二人だった。
内視鏡がのどを通り、胃を通り。。。。
そこまでは大丈夫だった。
モニターを見ながら、
自分の胃を見る余裕さえあった。
でも。。
そのあとが
ものすごい痛みだった。
小腸から胆管へと進むのが
ものすごく痛いのだ。
そのときはどこを通ってるなんて、もちろん考える余裕なし。
うううう〜〜
とものすごく叫びをあげてしまう。
口は塞がれてるから
言葉にならない。
(オット曰く、地獄の雄叫びだったそうだ)
痛み止めが点滴から追加される。
効かない。
痛い。
叫ぶ。
痛み止めさらに追加。
そして私は意識を失っていた。
2008年12月。。